【無改造・全塗装派向け】ガンプラ制作に必要な11個+αの道具を全部紹介

【無改造・全塗装派向け】ガンプラ制作に必要な11個+αの道具を全部紹介

いつも全塗装で作っている僕が使っている道具を全部紹介します。

全塗装というと、普段パチ組みの人や塗装を始めたての人には敷居が高く、揃える道具も多く感じるかもしれません。

ただ、僕はめんどくさがりお手軽制作派なので、改造やディティールアップのための道具は使いません。あくまで僕の制作スタイルに沿った目線の元での一覧です。

加えて、持っているとより便利な道具や、今後僕が買う予定の道具などもまとめてるので、「塗装にチャレンジしたいな」とか「これから道具を揃えていきたいな」という人の参考になれば幸いです。

必須アイテム11個

まずは僕の制作工程において欠かせない道具を紹介します。

プラモデル用ニッパー

プラモデル組み立ての必需品、ニッパーです。

一般的なものならホームセンターや100円ショップでも手に入りますが、刃が薄くて細いプラモデル専用のニッパーがおすすめです。

僕はランナーカット用とゲート跡カット用に2種類を使っています。

ランナーとは

プラモデルを組み立てる時に、パーツにくっついている枠のことです。

ゲート跡とは

ランナーとパーツを繋いでいる部分をゲートと呼びます。ゲート跡とは、ランナーからパーツをカットした時に、パーツに残っているゲートのことを指します。

ランナーカット用ニッパー

ランナーカットにはグッドスマイルカンパニーの『MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー』を使っています。

組み立てるキットやパーツによっては、ランナーとパーツを繋いでいるゲートが太く、刃が薄いプラモデル用ニッパーで切り続けているとニッパーの刃こぼれにつながります。

なので、ランナーカット用にはそこまで価格が高くなく耐久性がありそうなもの。または、ダメになっても気にならないものを選ぶのがいいです。

僕の場合、このニッパーを元々ゲート跡カット用に使ってましたが、下記のものに買い替えることもありランナーカット用に回しました。

ゲート跡カット用ニッパー

ゲート跡カット用にはタミヤの『クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー』を使用。握り心地も良く、切れ味も良好。価格としてもそれなりなので長い事愛用しています。

ちなみに、この手のものだとゴッドハンドから出ている『アルティメットニッパー』が有名です。

僕自身は使ったことはないですが、

  • 切断面が綺麗
  • パーツが白化しにくい
  • 力を入れずにサクッと切れる

など、その性能の高さについてのレビュー記事も多く、使用者も多数。プラモデル用ニッパーのおすすめを調べると、まず候補に上がってくる商品です。

ただ、価格が約6,000円と値が張ることと、僕はパーツの白化を気にしてないので買うのを見送りました。

パーツの白化とは

ニッパーでゲート処理をした時に、パーツのゲート跡が白く変色してしまうことです。詳しい原理については割愛しますが、プラスチック素材に圧力が加わることで発生します。

無塗装派の人には、パーツの白化は完成時の見栄えに影響するので、悩まされるポイントかと思います。

僕の場合パーツは全て塗装するため、たとえ白化しても塗装面で見えなくなるので問題ありません。(僕も元々は無塗装で作成していましたが、全塗装を始めた理由の一つがパーツの白化が気になることと、その処理が面倒だからです)

デザインナイフ

ゲートカット後のパーツに対し、ニッパーのカットだけでは切り取れなかったゲートの処理として使用します。

使っているのはオルファより発売の『アートナイフ10B』です。この商品を選んだのに特に理由はなく、メジャーブランドながら手頃な価格なので購入しました。

その他にもパーツに塗った塗料ではみ出た部分をカリカリ削ったり、マスキングテープをカットしたりと、一本あるといろいろ便利です。

スプレー缶塗料

プラモデル塗装用の塗料です。

僕はエアブラシは使わない派なので、クレオスとタミヤから発売のスプレータイプの塗料を、必要に応じて買い揃えています。

サーフェイサー

クレオス『Mr.フィニッシング サーフェイサー』1500番

プラモデル制作の(ほぼ)必需品、サーフェイサーです。

サーフェイサーとは

主に塗装に入る前の下地としてパーツに吹く塗料です。

サーフェイサーを吹くメリットだったり、そもそも絶対に吹く必要あるのか問題についてはここでは割愛しますが、僕の結論としては、吹く必要があるパーツなら使う、という感じで使い分け。

エアブラシは使わないので、サーフェイサーもスプレー缶タイプのものを使用。

僕はクレオスより発売の『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500』シリーズのホワイト、グレー、ブラック各色を使っています。

ちなみに、サーフェイサーには商品によって500、1000、1500など番手と呼ばれる数字が振られています。これは粒子の細かさのことで、数字が高いほど粒子が細かく、表面のざらつき感に違いが出ます。

僕はどの色を吹いた時でも表面の質感を合わせたいので、1500番のもので統一しています。

塗装用持ち手棒

パーツにサーフェイサーや塗料、トップコートを塗る時の持ち手です。ネットでたまたま見つけた、棒の部分が木製の50本入りのものを使用。

値段と本数の多さから選びましたが、実際使ってみるとクリップの保持力が良く、パーツのポロリがないので安定感があります。

持ち手全体の長さは16cm、クリップ自体の長さは3.6cmほどあるので、挟む深さを変えれば小さいパーツから大きなパーツまで対応可能です。

有名メーカーからも同様のものが出ていますが、例えばクレオスから発売されている『Mr.ネコの手持ち手棒』だと36本入りで1,100円します。(2024年8月現在)

引用元:GSI クレオス Mr.HOBBY

使用感の違いはあるかもですが、消耗品なので僕は価格の安いもので済ませています。

塗装ベース(持ち手立て)

塗料を塗ったパーツを乾燥させる時に、持ち手をそのまま刺して乾燥できる塗装ベースです。

こちらもクレオスなどの模型メーカーから専用の商品が出ていますが、僕は100円ショップにある『ネコの爪とぎ』で代用しています。

どちらもダンボールの板を何層も重ねた作りなので、モノとしては同じ。使用感については特に不満もないので、こだわりがなければ安い代用品で十分です。

コート材

プラモデル制作の仕上げの一吹き。コート材です。

コート材とは

パーツに吹くことで、表面のツヤを整えプラスチックの質感を変えることができる無色透明の塗料です。また、パーツ表面の塗装やシール、デカールを保護する役割も持ちます。

プラモデルのコート材で有名なのはクレオスより発売の『水星トップコート』『Mr.スーパークリアー』シリーズ。

クレオスのコート材にはパーツ表面の仕上がり方が異なる、つや消し、半光沢、光沢の3種類が発売されています。僕は基本的につや消し派なので『Mr.スーパースムースクリアー(溶剤系スプレー) つや消し』を使っています。

ガンダムマーカー(スミ入れ用)

スミ入れにはクレオスの『ガンダムマーカー スミいれ ふでぺん 水性 ふきとりタイプ』を使っています。

スミ入れとは

パーツに彫り込まれているスジ状のラインに塗料を流し込み、陰影を表現することでキット全体のディティールを際立たせ、リアルさを演出するためのテクニックです。

クレオスのスミ入れペンにはいくつか種類がありますが、塗装せずに成形色のまま仕上げていた頃は『ガンダムマーカー スミいれ/極細タイプ』をずっと使用。いわゆる油性ペンと同じ使い勝手なので、特別クセもなく愛用してました。

その後、塗装するようになって道具を変えた理由は、極細タイプのガンダムマーカーに含まれるアルコール成分が、塗装を溶かす可能性があることを知ったからです。

公式サイトにも以下のように記載があります。

ガンダムマーカー スミいれ/極細タイプ

※本製品は、ガンプラの成型プラパーツの上から、直接塗ることを主に設計されています。ガンダムマーカー塗装用、Mr.カラー、ガンダムカラー、水性ホビーカラーの塗装面の上から使用した場合、塗装面を溶かしますのではみ出した部分にスミが残ることがあります。

GSI クレオス Mr.HOBBY

また、僕は使用経験はないですが、同じくクレオスのアルコール系スミ入れペンである『ガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン』も以下のように、塗装面に対しての使用はNGとのこと。

ガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン

・ガンダムマーカー塗装用やMr.カラーなど、他の色と重ね塗りはしないでください。塗装の上から使用した場合、インクが下地塗料を溶かします。
・塗装後にコート剤を使用すると、にじむ場合があります。
・メッキパーツの上から使用するとメッキ面を溶かします。

GSI クレオス Mr.HOBBY

以上を理由に、塗装を始めてからはアルコール系のペンでのスミ入れを避けています。

プライマー塗料

プライマー塗料とは

ポリキャップや金属パーツなどの、塗料が乗りにくく塗装ハゲを起こしやすい素材に対して塗装前の下地として塗ることで、塗料の食いつきを良くするものです。

本来の使い方は上記の通りなのですが、ABSパーツを塗装する際に、パーツの保護を目的に使用しています。商品としては染めQテクノロジィより発売の『ミッチャクロン マルチ スプレー』です。

ABSのパーツ割れの原因や、塗装のポイントについては以下の記事にまとめているので併せてどうぞ。

マスキングテープ

塗装の際、パーツの一部を別の色で塗り分けたい時に塗料のはみ出し防止として使います。

僕は、テープを貼る部分のサイズに応じて太さの違うものを3種類買っていますが、この辺はお好みですね。

商品としても、100円ショップに並ぶものからホームセンターにある工具メーカーのものなど多種多様ですが、プラモデル市場において有名メーカーであるクレオスやタミヤから発売のものを揃えておけば良いかと思います。

防毒マスク

スプレー缶塗装の際に着用している防毒マスクです。

例え塗装ブースを設けたとしても、多少なりとも空気中に塗料の粉塵が舞います。使用する塗料の種類によって差はあれど、塗料には人体に有害な化学物質が含まれているので、塗装の際は防毒マスクをつけておくに越したことはありません。

上記の画像は数回使用後の写真です。この時は、赤色のスプレー缶塗料を吹いたのでマスクの吸引口が赤く染まってます。マスクなしだとこの粉塵を直で吸い込んでいたことになります。

防毒マスクもピンキリで、基本的に値段が高いほど性能が良かったり、繰り返し使用が可能なものだと思いますが、僕は『3M 防毒マスク 塗装作業用マスクセット』を使っています。

他の防毒マスクは使用したことないので、比較はできませんが、着用中はシンナー臭などの塗料の臭いは全く感じませんし、空気中の塗料の粉塵も口や鼻に吸い込むことなく、しっかり防いでくれます。

あると便利なアイテム7個

続いて僕が使っている、買わなくてもいいけどあると便利なアイテムを紹介します。

竹串

パーツを塗装する際の持ち手代わりに使用します。

前述の持ち手棒のクリップだと掴めないような小さなパーツや、掴む箇所がないパーツに対して、竹串をパーツの隙間に刺したり、マスキングテープと組み合わせてパーツの塗装しない面を竹串に貼り付けたりして活用しています。

消耗品なので商品としては100円ショップのもので十分だと思います。

極細綿棒

スミ入れ後に、モールドからはみ出たスミ入れ塗料を拭き取る時に使っています。

元々はティッシュや市販の綿棒を使っていました。が、ティッシュだとパーツの奥まった部分を拭き取れず、普通の綿棒だと、先端の綿が柔らかいので意外とすぐバラけてしまい、かなりの本数を消費します。

プラモデル制作に適した綿棒なら、市販のものに比べ綿が固くバラけにくいのと、先端が細いので小さいパーツや奥行きのあるパーツにも対応できます。

タミヤやクレオスなど複数の専門メーカーから類似商品が発売されている中で、僕はガイアノーツより出ている『new精密綿棒』を使っています。

ガンダムマーカー(塗装用)

塗装にはスプレー缶塗料を使っていますが、スプレーだと塗りづらかったり、マスキングが面倒な細かい箇所には部分的にガンダムマーカーを使うこともあります。

例えば、ガンダムタイプのデュアルアイには『ガンダムアイグリーン』、ビームライフルのカメラには『ガンダムメタブルー』など、ちょっとしたポイント部分の塗装にピッタリな塗料が発売されているので、使い勝手が良さそうなものだけ集めておくと便利です。

作業マット

机に敷く作業マットです。

デザインナイフでマスキングテープをカットする時や、パーツのゲート処理をする時などに机が汚れたり傷くのを防げるので便利です。

僕は100円ショップに売っているB4サイズのものを使っています。

カラーチップ

塗装する時の色の選定に使います。

毎回手元の塗料の色味を確認するために試し塗りをするのは手間だし、塗料がもったいないので購入しました。

プラスチック製のスプーンやプラスチック片をカラーチップとして使う人もいますが、僕は場所を取らなくて保管もしやすい紙製のものを使用。

商品としてはHIQPARTSより発売の『ハイキューカラーチップ(ソリッドカラー用)』です。

『ハイキューカラーチップ(ソリッドカラー用)』

パーツ保管容器

ランナーからカットしたパーツを保管しておく容器です。容器と言いつつ僕はポリ袋を使っています。

僕は組み立て前に全てのパーツをランナーからカットするんですが、どれがどの部分のパーツか後からわかるように、部位ごとにマスキングテープを貼った袋に入れて管理しています。

商品としては、消耗品なのでいつ捨ててもいいよう100円ショップのものを買っています。

道具保管箱

諸々の道具を収納しておくための道具箱です。

必要なサイズや収納力、使い勝手など求めるものは人それぞれだと思いますが、僕はまとめて保管できればOKなので100円ショップの簡易的なものを買っています。

ニッパーやデザインナイフ、ガンダムマーカーなど細々したものは以下、幅27.5cmの『ストックBOX』を使用。

塗装用のスプレー缶は持っている本数も多いので、まとめて収納できる以下の幅36.5cmの『収納ボックス』を使用しています。

買う予定のアイテム8個

次に、僕が今後購入を考えている道具を紹介します。

塗装ブース

引用元:タミヤ

塗装の時に、塗料が飛び散って床や壁が汚れるのを防ぐ塗装ブースです。僕は現状、ダンボールを組み立てただけの簡易的なもので代用してます。

塗装ブースも値段はピンキリですが、決して安い買い物ではないし、家の間取りや置き場所の問題もあるので要検討の上で買う予定です。

ランナースタンド

引用元:バンダイホビーサイト

箱から出したランナーを立てかけておけるランナースタンドです。

目的のランナーを探す時って地味に面倒で、特にMG(マスターグレード)シリーズなどはランナー数が多いので、手元に重ねたままだと「あれ、Aのランナーどこいった?」となりがちです。

ランナースタンドで番号順にランナーを立てかけておけば、迷子にならないので手際よく作業を進められます。

エナメル系スミ入れ塗料

タミヤ エナメル スミ入れ塗料

タミヤから発売されている、エナメル系のスミ入れ塗料です。

プラモデルのスミ入れ塗料としてメジャーな商品であるものの、僕自身は過去使ったことがなかったので、その使い勝手を知りたくて使用検討中です。

2024/10/7追記

スミ入れ塗料を購入し『MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM』の制作に使用しました。

サラサラした塗料のため、モールドに筆を当てると塗料がスーッと勝手に流れていきます。ペンのように「書く」必要がないのでとても楽にスミ入れできました。

イージーペインター

引用元:ガイアノーツ

イージーペインターは、ガイアノーツから発売されている塗装ツールです。自分の好きな塗料を本体にセットし、スプレー缶と同じ要領で塗装ができます。

僕はスプレー缶塗装派ですが、スプレー缶だと欲しいイメージの色が発売されていないことが、結構あります。

例えば、クレオスのスプレー缶塗料のラインナップは約90色程度なのに対し、同じクレオスの瓶入り塗料である『Mr.COLOR』シリーズは200色近くもの塗料が揃っています。(2024年8月時点)

さらにタミヤやガイアカラー、フィニッシャーズなど他の有名メーカーから発売されている塗料も含めると選ぶ色には困りません。

一般的に、瓶入り塗料を使うなら筆で塗るかエアブラシを吹くか。

ただ個人的に、筆塗りは塗った時の色のムラが気になる(自分の塗装技術が低いのは承知の上で)のと、スプレー缶に比べて塗り終わるのに時間がかかるのでやりたくない。

エアブラシも機材の導入にお金がかかるし、塗料を吹く時にガス圧の設定が必要だし、片付けがめんどそうなのでNG。

なので結果的に僕の選択肢としては、これまでスプレー缶一択でした。

しかし、イージーペインターならスプレー缶と同じ使い勝手のまま、豊富な色(調色をするなら文字通り無限)から選べるし、エアブラシほど導入コストも高くなくて、片付けも楽。

僕にとっては夢のようなツールなので近いうちに導入予定です。

2024/9/26追記

イージーペインターを購入したので、基本の使い方と自作方法についての記事を書きました。

瓶入り塗料

引用元:GSI クレオス Mr.HOBBY

イージーペインター導入に合わせて瓶入り塗料の購入を予定。

とはいえ、基本はスプレー缶塗料でささっと塗装する考えは変わらないので、足りない色を補う目的で必要に応じて購入します。

2024/9/26追記

イージーペインターの購入と併せていくつか塗料を購入しました。

うすめ液

引用元:GSI クレオス Mr.HOBBY

瓶入り塗料を使う際はそのままじゃなく薄める必要があるんですが、その時に使う希釈用の液体です。

うすめ液はクレオスやタミヤなどメーカーごとに発売されているほか、同じメーカーの中でもラッカー系塗料用、エナメル系塗料用など塗料の種類に応じた商品がラインナップされています。

イージーペインターはもちろん、筆塗りやエアブラシでの塗装をする際には必須アイテムです。

2024/9/26追記

イージーペインターの購入と併せてクレオスの『水性ホビーカラーうすめ液』を購入しました。

ツールクリーナー

引用元:GSI クレオス Mr.HOBBY

塗装に使った筆やエアブラシに残った塗料を拭き取り、洗浄する時に使います。

僕の場合はイージーペインターに対して使うので、うすめ液と合わせてセットで購入予定です。

2024/9/26追記

イージーペインターの購入と併せてクレオスの『Mr.ツールクリーナー改』を購入しました。

ピンセット

引用元:GSI クレオス Mr.HOBBY

小さなパーツを取り付ける時や、シール、デカール類を貼る時に重宝します。

指で作業すると、パーツの奥まったところに指が届かなかったり、自分の指でパーツが隠れて最悪紛失したり、と言うのはよくある話。

シールを貼る時も、指で掴むと皮脂で粘着力が弱まり、剥がれる原因になるので一つ持っていて損はありません。

使っていないアイテム

最後に、買ったものの結局使っていない道具を紹介します。

やすり

やすりの使い所としては、例えばニッパーやデザインナイフでゲート処理をしたパーツの仕上げや、パーティング処理の時などです。

パーティング処理とは

プラスチック樹脂を成形する時に使う金型の跡をパーティングラインと呼びます。パーティング処理とは、パーツを磨いてパーティングラインを消し、見た目を整えることです。

やすりには紙のやすりや金属のやすりなど、材質や形状もさまざまです。また、やすりには500番や1000番など番手と呼ばれる粗さの違いがあり、粗さの異なるやすりを目的によって使い分けます。

僕も元々はゲート跡の仕上げを目的に、いくつか購入しました。が、パーツの一つひとつをやすりがけすることを考えると気が遠くなったので、結果ほぼ使っていません。

もちろん、やすりがけをやった方が完成後のクオリティに差が出ることは理解しつつも、自分のモチベーションと相談してやらないことを決めました。

少しずつ買い足して便利にしていきましょう

紹介したアイテムとしては、結局かなりの数になりましたが、最初から全部買う必要はもちろんありません。

僕も最初に買ったのはニッパーだけ。塗装に興味を持ち出してからガンダムマーカー、コート材、スプレー缶と買い集め、より便利に効率良く作業できるよう、揃えていきました。

必要になったタイミングで、できる範囲から揃えてプラモ制作を便利にしていきましょう。