全塗装MG 1/100 ターンエーガンダム 制作 PHASE-3(塗装/仕上げ編)

『MG 1/100 ターンエーガンダム』の全塗装制作記。

前回、本キットで使用する塗料を選びました。

第3回目の今回は、各パーツの塗装からスミ入れ、仕上げのコート材を吹いてからの組み上げまで行います。

本塗装(ABSパーツのみ)

まずは、ABS樹脂が使われている本体フレーム部分のパーツを塗装します。使うのはタミヤのスプレー缶塗料『AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)』です。

前の記事でプライマー塗料を吹いておいたので、塗装によるABSパーツの破損リスクは下げてあります。

上の画像が塗装前後の比較です。元の成形色から赤みを帯びたグレーに変わったのがよく分かります。

本塗装(ABSパーツ以外)

続いてABS以外のパーツを塗装します。塗装の下地にしたホワイトサーフェイサーはクレオスの『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト』を使用。

以下、各パーツごとに使った塗料と、塗装前後の比較です。

ホワイト

クレオスのスプレー缶塗料『S69 グランプリホワイト』で塗装。

黄色みを帯びた色あいに変化。『S69 グランプリホワイト』は光沢塗料なので、塗装後もツヤツヤしています。

ブルー

クレオスのスプレー缶塗料『S65 インディブルー』で塗装。

レッド

クレオスのスプレー缶塗料『S3 レッド(赤)』で塗装。

イエロー

クレオスのスプレー缶塗料『SG03 MSイエロー』で塗装。

オレンジ

目の部分は、クレオスのガンダムマーカー『GM175 メタリックオレンジ』で塗装。

また、そのまま塗ると発色が悪いかもと思い、下地にクレオスのガンダムマーカーEX『XGM02 シャインシルバー』を塗っています。

塗料がはみ出ている部分は、別のパーツで見えなくなるのでマスキングもしていません。

ダークグレー

クレオスのスプレー缶塗料『SG05 MSグレー連邦系』で塗装。

金属感のある重い色に変化。メタリックの質感も相まって良い仕上がりです。

グレー2

クレオスのスプレー缶塗料『S13 ニュートラルグレー』で塗装。

塗装したガンダムハンマーのチェーン部分は素材が「ポリアセタール樹脂」となります。調べたところポリアセタールは塗装に向かず、そのまま塗料を乗せても剥がれやすいようです。

塗装方法を検討していたところ、こんな記事を発見。

アクリジョンの下地塗りを一度試してみて頂けると塗装ハゲの悩みは解消されるかもしれませんので、一度試してみて下さい。

模型製作工房 AdamantiumFactoryのブログ

上記の記事を参考にさせていただき、クレオスの『BN01 ベースホワイト』を下地用塗料に使いました。

塗料と併せて、希釈用の溶剤『アクリジョン エアブラシ用うすめ液 改』も購入しましたが、希釈なしの筆塗りをしたので今回は使いませんでした。

以下が下地塗装後の写真です。

パーツがパーツなので塗りづらく、粗さもありますが自分的に良しとします。この後、塗料の乾燥を確認し『S13 ニュートラルグレー』を塗装しました。

その他の色分け

サイドアーマー

腰のサイドアーマーの一部をマスキングテープを貼って、色を塗り分けています。下の画像の赤丸で囲ったところです。

左の写真が塗装後、右の写真が塗装後のパーツに対して外装パーツを取り付けたものです。

塗装にはフレームの色と統一し『AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)』を使っています。

ここは、成形色だと白のパーツなので、無塗装ならキットに付属のシールで補う必要があります。下の画像の「イ」のシールです。

額のマーク

額のマークはガンダムマーカーの『GM51 ガンダムメタグリーン』を使って塗っています。小さいので塗りづらいですが、はみ出した部分はデザインナイフで塗料を削って仕上げました。

説明書通りにやるなら、キットに付属のデカールを貼って再現する部分です。

太ももの丸いデザイン

太ももの、丸いモールドが入った部分は設定では赤色になっているので、細先ペンタイプのガンダムマーカー『GM46 ガンダムレッド』を使って塗りました。

膝の赤いパーツ

膝にある赤色のパーツは、膝を曲げた時にパーツの裏側が露出するので、塗り分け。

クレオスのスプレー缶塗料『S3 レッド(赤)』でパーツ表側を塗装した後、下地のホワイトサーフェイサーが残っているパーツ裏側を、フレームと同じ『AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)』で塗装しました。

スミ入れ

全てのパーツを塗装し、1時間ほど乾燥させたらスミ入れをします。スミ入れに使ったのはタミヤの『スミ入れ塗料(ブラック)』『スミ入れ塗料(グレイ)』の2つです。

タミヤ エナメル スミ入れ塗料

スミの色が濃いと悪目立ちする白と黄色のパーツにはグレイを。赤と青のパーツにはブラックを使いました。

なお、ABSパーツはエナメル塗料による破損リスクから、今回スミ入れはしていません。

組み立て

スミ入れが終わったら、各パーツを取り扱い説明書に沿って組み立てます。この後、仕上げのコート剤を吹くので「頭/胴体/腰/右腕/右脚/左腕/左脚」などの部位ごとの組み立てにとどめます。

コート剤

最後の仕上げとしてコート剤を吹きます。使ったのはクレオスの『Mr.スーパースムースクリアー(溶剤系スプレー) つや消し』です。

目のセンサーなど、つや消しさせたくないパーツにはマスキングテープを貼って保護しておきます。

一点、ターンエーガンダムのコクピット兼、コアファイターのキャノピー部分にあたる以下のクリアイエローのパーツは、つや消しを表面じゃなく、裏面に吹きました。

以下の写真はパーツ表面につや消しがかからないよう、マスキングしたものです。

元がクリアパーツなので、僕の場合いつもは光沢感を残すためにコート剤を吹かないか、つやありのコート剤を吹くかです。

ただ、クリアのままだと中のコクピット(と、ロラン・セアックくん)が丸見えなのが気になりました。

キャノピーのツヤ感は残しつつ、スケスケなのを消したかったので「クリアパーツの裏面だけをつや消しすれば、表から見た時に曇りガラスみたいになるのでは?」という考えから、実験半分で試してみました。

以下がつや消し後の写真です。

つや消し前と比較して、いい感じにボカシの入った仕上がりになりました。

組み上げ

コート剤を吹いて1時間ほど乾燥させたら、いよいよ組み上げます。

まとめ

塗装から組み上げまで完了しました。次回は、完成キットを写真付きで紹介します。