クレオスの缶スプレーラッカー塗料、『S92 セミグロスブラック』の塗装イメージ比較確認用カラーチップを作成しました。塗料選定の色見本などにどうぞ。
記事内に掲載のカラーチップ画像は、肉眼で見た時の色味にできるだけ近づくよう撮影、必要に応じて加工調整しています。
とはいえ、色によっては実際の色味とは多少異なる可能性もあるため、あくまで参考程度に見ていただければ幸いです。
S92 セミグロスブラック
Mr.カラースプレー
塗装対象と塗装手順について
塗装はHIQPARTSより発売の『ハイキューカラーチップ(ソリッドカラー用)』を使って行いました。プラスチックスプーンなどと違って数が増えてもかさばらず、管理しやすいことや手頃なサイズ感と価格で重宝しています。
続いて塗装手順ですが、事前準備としてカラーチップに対し、下地にサーフェイサーを吹いています。下地色による発色の違いが分かるよう、黒下地、グレー下地、白下地の3種類を用意。
ちなみにカラーチップの下半分は任意のメモなどを書き込めるスペースになっているので、マスキングテープで保護の上、塗料を吹きつけました。
下地に使用した各サーフェイサーは、塗った時の質感ができるだけ統一になるように、いずれもクレオスの『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500』のスプレータイプを使用。
最後に缶スプレーはしっかり攪拌し、カラーチップ全体がムラなく塗装されるまで吹き付け。また、トップコート処理はつや消し、半光沢、光沢いずれも行なっていません。
塗装イメージ
左から黒下地、グレー下地、白下地の順での塗装イメージになります。
どの下地でも同じ色に発色しました。セミグロスの名の通り、半光沢の仕上がりの塗料です。
類似色との比較
以下、スプレー缶塗料の他の塗料色との比較です。
S2 ブラック(黒)/S33 つや消しブラック
同じクレオスの黒色塗料で、光沢仕上げの『S2 ブラック(黒)』、つや消し仕上げの『S33 つや消しブラック』と比較。いずれも下地色は白です。
画像越しだと伝わらないですが、肉眼で見るとおそらく色味としての違いはないものの、それぞれ表面のツヤ感の違いは明確です。照明の元では、つや消しになるにつれて、光の反射の違いにより白っぽく映ります。
塗装の仕上げにトップコートなどのコート剤を吹かなくても、この塗料一つで目当てのツヤ感に仕上げられる、という点はメリットかなと。
とはいえ、ガンプラを始めキャラクターモデルなら単色よりも2色以上のカラフルなボディカラーが多く、塗装の最後にまとめて好みのコート剤でコーティングする流れが一般的かと思います。
なので光沢仕上げの『S2 ブラック(黒)』または半光沢の『S92 セミグロスブラック』のどっちかを使い、ツヤ感は好みのコート剤で整えるのが効率がいいでしょう。