『MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM』の全塗装制作記。
前回はキットの仮組みからサーフェイサーの吹き付けを行い、塗装前の準備が完了しました。
第2回目の今回は、本キットで使用する塗料を選んでいきます。
使用色検討
色を選ぶにあたり、アニメ設定画や劇中カットで使われている色を抽出した、以下のエールストライクガンダムのカラーパレットを参考にします。
エールストライクガンダム配色カラーパレット
カラーパレット1
カラーパレット2
カラーパレット3
ホワイト比較検討
ストライクガンダムの装甲色のメインとなるホワイトには以下の塗料を候補に選びました。いずれも下地色は白です。
- S1 ホワイト(白)/白下地
- S107 キャラクターホワイト/白下地
- S69 グランプリホワイト/白下地
- SG01 MSホワイト/白下地
ストライクガンダムに限らずですが、白い機体は白といえど、どこか青みや黄色みを感じるものが多いです。
選んだ塗料の中だと『S1 ホワイト(白)』が真っ白な色。『S107 キャラクターホワイト』が少しくすんだ灰色を感じる白色。『S69 グランプリホワイト』は黄色みがあり『SG01 MSホワイト』は青みがあります。
ストライクガンダムのイメージに近いのは青みのある白なので『SG01 MSホワイト』でいきます。
ブルー比較検討
ストライクガンダムの胸部装甲などに使われるブルーには以下の塗料を候補に選びました。いずれも下地色は白です。
- S65 インディブルー/白下地
- S5 ブルー(青)/白下地
- SG13 MSブルーZ系/白下地
- S110 キャラクターブルー/白下地
ストライクガンダムのブルーは、少し重く暗いイメージ。この中だと『S110 キャラクターブルー』くらい濃くて良さそうです。ただ、色味のイメージはちょっと違います。
手元の取扱説明書をみると、指定色はインディブルー100%となっていました。ただ塗料の『S65 インディブルー』だとちょっと色味が明るいかなという印象。
試しに、グレー下地にインディブルーを塗ったものも用意。
塗料の隠蔽力が低いので、グレー下地だとやや暗めに発色。個人的にはイメージの色に近いので、このままグレー下地に『S65 インディブルー』を塗装する方向でいくことにします。
レッド
レッドのパーツには以下の塗料を候補に。
- S68 モンザレッド/白下地
- SG04 MSレッド/白下地
- S3 レッド(赤)/白下地
- S3 レッド(赤)/グレー下地
頭の中のイメージだと、明るくて少し黄色を感じる赤だったので最初は『S68 モンザレッド』で塗る予定でした。
ただ、カラーパレットで見ると、もう少し暗めで黄色っぽさもそこまで強くないので再考。
くすみのある『SG04 MSレッド』もアリですが、より赤が濃く重たさを感じる白下地の『S3 レッド(赤)』に決定。試しにグレー下地での『S3 レッド(赤)』も並べましたが、これはさすがに暗すぎました。
イエロー
差し色のイエローには以下の塗料を候補に。
- SG03 MSイエロー/白下地
- SG03 MSイエロー/グレー下地
- S4 イエロー(黄)/グレー下地
- TS-16 イエロー/グレー下地
カラーパレットだと鮮やかな黄色というよりも濁った色をしているので、くすみのある『SG03 MSイエロー』と、あえてグレー下地に塗った黄色塗料を選んでみました。
ただ、グレー下地に黄色の塗料を塗ると、下地が透けるのに加えて色ムラができます。これは自分の塗装技術の問題かとは思いつつ、仕上がりが気になる部分ではあるので、素直に白下地での『SG03 MSイエロー』を塗ることにします。
グレー1
関節などフレーム部分には以下をチョイス。
- AS-27 ガンシップグレイ2/白下地
- SG09 MSグレージオン系/白下地
- TS-4 ジャーマングレイ/白下地
- S32 軍艦色(2)/白下地
どれも機体のフレームに使いやすい色かなと思います。この中だと『S32 軍艦色(2)』以外はどれも青みを感じるグレーです。
カラーパレットで見るとグレーに青みは感じず『S32 軍艦色(2)』がしっくりきたので、これでいきます。
ライトグレー
アーマーシュナイダーの刃部分には以下の色を選定。
- S11 ガルグレー/白下地
- AS-26 ライトゴーストグレイ/白下地
- S35 明灰白色(三菱系)/白下地
- S8 シルバー(銀)/白下地
実体剣の刃の色として合いそうな、ライトグレー系とシルバーからチョイス。
アニメで見ている分には色としてはグレーですが、包丁やナイフのように金属製の刃物と考えると、光沢感のあるシルバーが最適と感じ『S8 シルバー(銀)』でいくことにします。
ちなみにシルバーといっても、鏡面のようなピカピカしたツヤ感はなく、上の画像のように鈍く光る仕上がりの塗料です。
ネイビーブルー
アーマーシュナイダーのグリップ部分には以下の色を選定。
- TS-55 ダークブルー/白下地
- AS-8 ネービーブルー(US NAVY)/白下地
- S14 ネービーブルー/白下地
カラーパレットだとかなり暗めのネイビーなので『TS-55 ダークブルー』で即決定。
イエロー(クリアカラー)
ガンダムの目に当たるカメラ部分は、付属のシールを貼ったり、クリアの成形色を生かしてクリアカラーを塗ったり人それぞれだと思います。
僕は光沢感を出したかったのと、楽に塗装をしたかったのでメタリックカラーであるゴールド系のガンダムマーカーを使います。
- GM151 メタリックセットゴールド
- GM167 ガンダムレッドゴールド
- XGM07 ホワイトゴールド
- XGM08 イエローゴールド
画像だと色が沈んでいますが、光に当てるとどれもキラリと反射します。
筆塗りやエアブラシではなく、マーカーのまま塗っているため色ムラが目立ちますが、色味の差は画像通りの印象です。
今回は、黄色寄りの色味である『XGM08 イエローゴールド』にしようと思います。
ライトブルー(クリアカラー)
頭部のメインカメラやビームライフルのカメラ部分です。こちらもガンダムマーカーからチョイス。
- GM17 ガンダムメタブルー
- GM153 メタリックセットブルー
- GM182 コスモメタブルー
- XGM04 コスモメタブルー
この中だと色味が最も明るく、カラーパレットの水色に近い『GM17 ガンダムメタブルー』を使おうと思います。
ブラック
エールストライカーを塗るブラックの塗料は以下を候補に。
- TS-4 ブラック/白下地
- S2 ブラック(黒)/白下地
- S40 ジャーマングレー/白下地
- TS-82 ラバーブラック/白下地
エールストライカーは黒といえば黒色ですが、真っ黒では色が重たすぎると他の色と並べた時に浮いて見える気がしたので、暗いグレーである『S40 ジャーマングレー』でいこうと思います。
グレー2
ビームライフルを塗るグレーの塗料は以下を選びました。機体フレームに使うグレーとは差別化したかったので、異なる色味のものを候補にしています。
- TS-48 ガンシップグレイ/白下地
- TS-4 ジャーマングレイ/白下地
- AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)/白下地
- AS-27 ガンシップグレイ2/白下地
どれも青っぽさのあるグレーを選出。カラーパレットで見るに割と重たいグレーなので『TS-48 ガンシップグレイ』に決めました。
使用塗料一覧
各色検討の結果、以下の塗料に決定。
ホワイト:SG01 MSホワイト
ブルー:S65 インディブルー
レッド:S3 レッド(赤)
イエロー:SG03 MSイエロー
グレー1:S32 軍艦色(2)
ライトグレー:S8 シルバー(銀)
ネイビーブルー:TS-55 ダークブルー
イエロー(クリアカラー):XGM08 イエローゴールド
ライトブルー(クリアカラー):GM17 ガンダムメタブルー
ブラック:S40 ジャーマングレー
グレー2:TS-48 ガンシップグレイ
まとめ
以上で塗料のピックアップが完了しました。次回は塗装を始め、一気に仕上げまで行います。