全塗装MG 1/100 ターンエーガンダム 制作 PHASE-2(塗料検討編)

『MG 1/100 ターンエーガンダム』の全塗装制作記。

前回はキットの仮組みからサーフェイサーの吹き付けを行い、塗装前の準備が完了しました。

第2回目の今回は、本キットで使用する塗料を選んでいきます。

使用色検討

色を選ぶにあたり、アニメ設定画や劇中カットで使われている色を抽出した、以下のターンエーガンダムのカラーパレットを参考にします。

ターンエーガンダム配色カラーパレット

カラーパレット1

カラーパレット2

カラーパレット3

ホワイト

本体装甲など

ブルー

本体胸部

レッド

本体腹部、本体足部、シールドなど

イエロー

本体胸部など

グレー1

本体フレームなど

ダークイエロー(クリアカラー)

コア・ファイターのキャノピー箇所

グリーン

本体頭部の額箇所

オレンジ(クリアカラー)

本体頭部デュアルアイセンサー

ダークグレー

ガンダムハンマーのハンマー箇所

グレー2

ガンダムハンマーのチェーン箇所

ホワイト比較検討

ターンエーガンダムの装甲色のメインとなるホワイトには以下の塗料を候補に選びました。いずれも下地色は白です。

  • TS-7 レーシングホワイト/白下地
  • AS-20 インシグニアホワイト(US NAVY)/白下地
  • S69 グランプリホワイト/白下地
  • SG01 MSホワイト/白下地

ターンエーガンダムは設定画や劇中カットによって、色味のバランスがかなり異なる印象です。

個人的には、カラーパレットに抽出した色のように、少し黄色がかったアイボリーよりの白のイメージがあるので、それに近しい色をメインにチョイス。

選んだ塗料の中だと『AS-20 インシグニアホワイト(US NAVY)』が黄色よりのグレーな色合い。そこに白色を足した色味が『S69 グランプリホワイト』といった感じ。一方『SG01 MSホワイト』は青みのある白色です。

『TS-7 レーシングホワイト』はクリーム色に近く、レトロな車のボディカラーといった印象。

この中だと、イメージに近い黄色寄りで、かつグレーすぎない『S69 グランプリホワイト』でいきます。

ブルー比較検討

ターンエーガンダムの胸部装甲に使われるブルーには以下の塗料を候補に選びました。いずれも下地色は白です。

  • S5 ブルー(青)/白下地
  • SG02 MSブルー/白下地
  • S65 インディブルー/白下地
  • S80 コバルトブルー/白下地

前述の通り、劇中カット次第で色味の差があるので印象もそれぞれ。どの色でもイメージから外れることはないかな、という感じです。

今回は「ガンダムの青色」として調色されているであろう『SG02 MSブルー』を使います。

レッド

レッドのパーツには以下の塗料を候補に。

  • S3 レッド(赤)/白下地
  • SG04 MSレッド/白下地
  • S108 キャラクターレッド/白下地
  • S79 シャインレッド/白下地

こちらもどの色でもまあ、悪くはない印象。

『S79 シャインレッド』が黄色みを感じる明るい赤。『SG04 MSレッド』と『S108 キャラクターレッド』がくすみのある少し暗めの赤。

『S3 レッド(赤)』がこの中では最も赤が濃く重い色味です。

ここはブルーと合わせて「ガンダムの赤」であろう『SG04 MSレッド』でいこうと思います。

イエロー

イエローは以下の塗料をピックアップ。いずれも下地色は白です。

  • TS-47 クロームイエロー/白下地
  • TS-16 イエロー/白下地
  • SG03 MSイエロー/白下地
  • S4 イエロー(黄)/白下地

4つ候補を出しましたが、青、赤と塗料を合わせたので、黄色も『SG03 MSイエロー』でいこうと思います。

グレー1

関節などフレーム部分には以下をチョイス。

  • SG15 ファントムグレー/白下地
  • TS-4 ジャーマングレイ/白下地
  • AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)/白下地
  • SG09 MSグレージオン系/白下地

カラーパレットにあるような、少し暗めのグレーを候補にしました。

この中では『SG15 ファントムグレー』が最も暗い色。『TS-4 ジャーマングレイ』と『SG09 MSグレージオン系』は色の系統は似てますが、『TS-4 ジャーマングレイ』の方が暗く重たい色です。

一方『AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)』は色味が異なり、グレーの中に赤みを感じます。

この中だとイメージに近い『AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)』でいきます。

グリーン

ターンエーガンダムの額に刻印されているマークはガンダムマーカーで塗装します。

  • GM18 ガンダムメタグリーン
  • GM154 メタリックセットグリーン
  • GM174 メタリックイエローグリーン
  • XGM06 ルミナスメタグリーン
  • GM51 ガンダムメタグリーン

色の好みもありますが、塗る部分がとても小さいので、ペン先が先細タイプになっている『GM51 ガンダムメタグリーン』でいきます。

オレンジ(クリアカラー)

ターンエーガンダムの目の部分もガンダムマーカーを使います。メタリックカラーであるゴールド系とオレンジからピックアップ。

  • GM151 メタリックセットゴールド
  • GM167 ガンダムレッドゴールド
  • XGM07 ホワイトゴールド
  • XGM08 イエローゴールド
  • GM175 メタリックオレンジ

黄色い目のガンダムなら、ガンプラだと黄色やゴールドで塗装しますが、ターンエーガンダムは劇中だと黄色よりオレンジ色の印象が強かったので、今回は『GM175 メタリックオレンジ』を使います。

ダークグレー

ガンダムハンマーの塗装には以下をチョイス。画像はいずれも白下地のものです。

  • S2 ブラック(黒)/白下地
  • S14 ネービーブルー/白下地
  • S40 ジャーマングレー/白下地
  • SG05 MSグレー連邦系/白下地

『S2 ブラック(黒)』は漆黒というほど真っ黒ではなく、ほんの少しだけグレーの明るさを感じます。

『SG05 MSグレー連邦系』はこの中だと唯一、塗料の中に金属粒子がラメのように散っているメタリック塗料です。

ハンマーの持つ重たさと金属感を出したかったので『SG05 MSグレー連邦系』でいこうと思います。

グレー2

以下の塗料をピックアップ。いずれも下地色は白です。

  • S13 ニュートラルグレー
  • AS-27 ガンシップグレイ2
  • SG09 MSグレージオン系
  • S32 軍艦色(2)

軽すぎず重すぎないグレーを選びました。

カラーパレットに近い『S13 ニュートラルグレー』でいこうと思います。

『AS-27 ガンシップグレイ2』や『SG09 MSグレージオン系』に感じる青みや『S32 軍艦色(2)』に感じる黄色みのないグレーです。

使用塗料一覧

各色検討の結果、以下の塗料に決定。

ホワイト:S69 グランプリホワイト

ブルー:SG02 MSブルー

レッド:SG04 MSレッド

イエロー:SG03 MSイエロー

グレー1:AS-4 グレイバイオレット(ドイツ空軍)

グリーン:GM51 ガンダムメタグリーン

オレンジ(クリアカラー):GM175 メタリックオレンジ

ダークグレー:SG05 MSグレー連邦系

グレー2:S13 ニュートラルグレー

まとめ

以上で塗料のピックアップが完了しました。次回は塗装を始め、一気に仕上げまで行います。