『リアライズモデル 1/100 コマンドウルフ』の全塗装制作記。前回はランナーから各パーツカットを行い、塗装前の準備が完了しました。
第2回目の今回は、本キットで使用する塗料を選んでいきます。
なお、塗装のイメージはアニメ『ゾイド -ZOIDS-』でのカラーリングです。

使用色検討
メインの色を選ぶにあたり、まずは参考としてアニメ設定画や劇中カットで使われている色を抽出した、以下のコマンドウルフのカラーパレットを用います。
コマンドウルフ配色カラーパレット
カラーパレット1
カラーパレット2
ホワイト比較検討
機体のメインカラーのホワイトには以下の塗料を候補に選びました。『S69 グランプリホワイト』のみスプレー缶塗料です。

- S69 グランプリホワイト/白下地
- VO-01 ウォームホワイト/白下地
- VO-43 レディッシュウォームホワイト/白下地
アニメだと正直、場面によって色の雰囲気が違うので自分のイメージも含めてピックアップしました。
個人的にはコマンドウルフは純白ではなく、青寄りの白でもない、アイボリーがかったような黄色味のある白のイメージなので、それに近い塗料を選出。
この3色の中だと『S69 グランプリホワイト』はグレー味も感じる最も暗い色合い。『VO-01 ウォームホワイト』は温かみを感じる象牙のような色合いをしています。
それに対して『VO-43 レディッシュウォームホワイト』は『VO-01 ウォームホワイト』に、ほんの少し赤みを足して色を濃くした感じです。
今回は自分のイメージに近い『VO-01 ウォームホワイト』を使います。
グレー比較検討
胴体や脚部のグレーには以下の塗料を候補にしました。こちらは全てスプレー缶塗料です。

- TS-4 ジャーマングレイ/白下地
- S13 ニュートラルグレー/白下地
- S28 黒鉄色/白下地
『S28 黒鉄色』は同じリアライズモデル『RMZ-001 ブレードライガー』の胴体色に使用した塗料です。
共和国ゾイド同士ということで同じ『S28 黒鉄色』で揃えるのもアリかと思いましたが、劇中を見るにコマンドウルフの方が明るく柔らかい色合いなので除外。
『TS-4 ジャーマングレイ』と『S13 ニュートラルグレー』では、『TS-4 ジャーマングレイ』の方が重く赤みのある色合いです。
『S13 ニュートラルグレー』では色が軽すぎるかな、と思ったので今回は『TS-4 ジャーマングレイ』を使います。
ダークグレー比較検討
武装周りに使われているダークグレーには以下の塗料をチョイス。こちらも全てスプレー缶塗料で、下地色は白です。

- S40 ジャーマングレー/白下地
- SG16 ティターンズブルー1/白下地
- SG15 MSファントムグレー/白下地
こちらは3色とも『RMZ-001 ブレードライガー』の武装色を選ぶ時にチョイスした塗料です。
武装周りはブレードライガーと統一しようと思うので『S40 ジャーマングレー』を使います。劇中カラーと見比べても違和感はありません。
ブラック比較検討
各関節を繋ぐキャップには以下塗料を候補に選びました。こちらも全てスプレー缶塗料です。

- S2 ブラック(黒)/白下地
- TS-14 ブラック/白下地
- TS-82 ラバーブラック/白下地
『TS-82 ラバーブラック』はそもそもつや消し塗料なのもあり、白っぽい発色でマットな質感です。
『S2 ブラック(黒)』と『TS-14 ブラック』はどっちも「真っ黒」という色味ですが、クレオスの『S2 ブラック(黒)』の方が少しだけ明るさ、柔らかさを感じます。
真っ黒の塗料は、仕上げとしてはあまり使い所がないことも多いですが、今回のように面積の小さいポイント使いならアリかと思い『S2 ブラック(黒)』を使うことに決めました。
使用塗料一覧
各色検討の結果、以下の塗料に決定。
ホワイト:VO-01 ウォームホワイト

グレー:TS-4 ジャーマングレイ

ダークグレー:S40 ジャーマングレー

ブラック:S2 ブラック(黒)

まとめ
以上で塗料のピックアップが完了しました。次回は塗装を始め、一気に仕上げまで行います。

