『リアライズモデル 1/100 ジェノザウラー』の全塗装制作記。
最後となる第4回目の今回は、完成したキットのカット集とカラーレシピなどについてまとめます。
完成写真
前回の記事で全ての制作工程が終わり、無事完成しました。

キットのサイズとしては、ポージングにもよりますが、頭から尻尾まで入れると30センチ近くにもなります。


リアライズモデルシリーズは従来のゾイドキットの1/72スケールじゃなく、1/100スケールでの展開。同シリーズのブレードライガーを作る前にも思ったのが「1/100スケールだとかなり小さく感じそうだな」ということでした。
僕はガンプラで言えば1/100スケールの持つ存在感が好きで、1/144スケールだとサイズ感的にちょっと物足りなく感じます。


なのでこのキットも作る前は同じことを感じてましたが、ブレードライガーと同じく、ジェノザウラーもいざ完成すると造形の良さもあって、とても満足感のある良いサイズ感のキットでした。
ガンダムのような人型ロボットと違ってゾイドは動物や恐竜がモデルのため体に幅がある上、前後に長さも出るので、立体物として見るとそれなりの空間を占めますね。
なので、従来からサイズダウンした1/100スケールであっても、そんなにこじんまりした印象を受けないのかもしれません。
以下、ポージングをいくつか掲載。





このキットの押しポイントであろう、尻尾のスイングは上下左右に自由に動くので、ポージングの幅が出ます。


身体と首を持ち上げ、上を向いて咆哮を上げるようなポージングも自在。

逆に姿勢を低くして身体をかがめ、獲物を狙うような姿勢も。

前足の「ハイパーキラークロー」の造形はかなり鋭く尖っています。


代名詞の「収束荷電粒子砲」発射形態。口の砲塔は発射形態用に、砲塔が伸びたものに差し替えが必要です。

かかとのアンカーを降ろし、身体全体を水平にして尻尾の排熱フィンを展開。アニメでみたイメージを再現できます。

『リアライズモデル 1/100 ジェノザウラー』カラーレシピ
それでは、本キットのカラーレシピです。

❶:VO-25 マイザーパープル
メインカラーのパープルは、ガイアノーツの塗料『VO-25 マイザーパープル』をイージーペインターで塗装。
❷:NC-015 ダークブルーイッシュパープル
ガイアノーツの塗料『NC-015 ダークブルーイッシュパープル』をイージーペインターで塗装。塗装の下地はクレオスの『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック』で黒下地にしています。
❸:TS-42 ライトガンメタル
武装周りは全て、タミヤのスプレー缶塗料『TS-42 ライトガンメタル』で塗装。

❹:HUG07 ファントムグレー
動力パイプ部分をクレオスの水性塗料『HUG07 ファントムグレー』を筆塗りで塗装。
❺:S81 赤2号(あずき色)
クレオスのスプレー缶塗料『S81 赤2号(あずき色)』で塗装。
❻:S35 明灰白色(三菱系)
ゾイドキャップは、クレオスのスプレー缶塗料『S35 明灰白色(三菱系)』で塗装。
その他
塗装の下地として使用したサーフェイサーはクレオスの『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト』と『Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック』なります。
スミ入れ
スミ入れにはタミヤのエナメル系塗料『スミ入れ塗料(ブラック)』を使用。

コート材
コート材にはクレオスの『Mr.スーパースムースクリアー(溶剤系スプレー) つや消し』を吹いて、つや消し仕上げに。
一部、『TS-42 ライトガンメタル』で塗装した武装周りのパーツはメタリック感を残したかったので、コート剤は無しにしてます。

まとめ

以上、全4回に渡って掲載した『リアライズモデル 1/100 ジェノザウラー』制作記でした。
同時発売された『リアライズモデル 1/100 ブレードライガー』と比べると、箱のサイズからジェノザウラーの方が大きく、パーツ数も多くて、作りごたえも制作時間もこちらの方が上でした。
その分、色分けや造形も素晴らしく、荷電粒子砲発射形態の再現はもちろん、可動部分も多いのでポージングの幅の広さも満足できるポイント。
そう遠くないうちに(?)発表されるであろうジェノブレイカーを楽しみに待ちつつ、アニメ『ゾイド -ZOIDS-』の後半「ガーディアンフォース編」に登場した身体が紫じゃなく赤色のジェノザウラーも、そのうちカラバリ展開で発売されそうな気もします。
欲を言えば、リーゼ専用機のサイコジェノザウラーもいずれは出して欲しいところ。
いずれにしてもジェノザウラーの造形物として「買って良かった」と思える、素直にカッコいい仕上がりの満足できるキットでした。
